ネック折れ修理 ダボ補強
Sヤイリのネック修理
僅かな割れではあるが、弦を張ると木口も開いてしまい奥まで折れている。
接着剤は奥まで満遍なく入れなければならないが天板が無いのでこれ以上折るわけにはいかない。
糊の類いは隙間さえあれば入りそうだが、一番奥まで届くためには一番奥に糊の出口がないと
入らない。実際やってみると解る。更に薄めて注射器を使う方法もあるが、接着強度の問題を懸念してクランプを沢山きっちりかける必要がある。
それに、このネック材は一見マホガニーに見えるが、実はかなり白い材を着色しており、驚くほど柔らかく密度の低い材木なので凹み易い。
依頼者の予算もあるので補強はダボで強度を出しつつ綺麗な仕上がりを目指す!
納期は3週間〜4週間で余算は2万円以内とかなりタイトな設定ですが、実はこの案件
僕自身が心動かされたストーリーがあり、お引き受けさせて頂きました。
作業工程は日程を追ってブログの方で紹介していきます!
それなりの技術は必要ですが、簡易塗装やタッチアップ等でお値打ちに修理したり、ご自身でDIYされる方の参考になれば幸いです。